院長ブログ

2013年7月24日 水曜日

ダイエットしなきゃ、心の病気が治らない!?(その1)

いつもお読み頂きありがとうございます。


精神科とダイエット、

重要なテーマですね。



なぜ重要かといいますと、

以下の様な理由があるからです(今回は前半のみ)。



1.肥満になると、脳の活力が低下する

 肥満になると、

 高血糖から低血糖へ一気に血糖値が下がりやすく、

 " Sugar Clash "(砂糖の急降下)とも呼ばれます。




 この状態の時には、空腹感を増すとともに、

 脳の活力低下に陥りやすい

 という研究結果もあります。(Lennerzら、2013)


 

 また脳に「きり(霧)」がかかった様になり、

 思考力・集中力が低下します。

 この状態を、"Brain Fog(ブレイン・フォグ)"と言います。

 これも血糖値の激しい変動によるものと、考えられています。



 「肥満になると、脳の働きは、16才老ける」という研究報告もあります。
  (Paul Thompsonら)



2.肥満になると、脳の体積が減ってしまう

  ダニエル・エイメン博士は、この事を

 「ダーナソー・シンドローム(恐竜症候群)」と名付けています。

  恐竜は、体は巨大な割に、脳みそは小さかったと言われ、

  それになぞらえている訳です。


3.肥満になると、砂糖の味に鈍感になり、砂糖依存になりやすい。

  砂糖や単純糖質が多い食事を摂っている人は、そうでない人に比べ

  脳機能画像(fMRI)において、

  側坐核(喜びと依存を司る脳の部位)の活動が増加しています。
  (Lennerzら、2013)



  側坐核は、ギャンブルや薬物依存の時にも、活性化します。
 
  つまり、砂糖を摂れば摂る程、糖分に鈍感になり、

  逆に砂糖の消費量が増えてしまい、

  その悪循環から抜けられなくなります。



以上、

意外にあなどれない「肥満と脳の関係」について、

次回は後編をお話しします。


  






投稿者 B-Rain Clinic

カレンダー

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
アクセス


大きな地図で見る

【住所】
〒231-0033
神奈川県横浜市中区長者町3-7-5
YS長者町ビル1F

【電話番号】
045-315-5151

【診療時間】
10:00〜13:30
15:00〜19:00

【休診日】
水曜・日曜・祝日

詳しくはこちら