ADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断

2013年9月12日 木曜日

ADHD(またはADD)の診断基準(DSM5)の変更点と、治療への影響について 

いつもお読み頂き、ありがとうございます cat




今日のテーマは、





ADHD(またはADD)の診断基準(DSM5)は

どう変わったの?



それによって、治療に影響はありますか?




についてです new












あなたは、



DSM5(ディーエスエム・ファイブ)



って、どこかでお聞きになった事はありますか?






車の名前では、ありませんよ(笑)







この名前、


治療を受ける立場の方にとっては、


全然知らなくても良いのですが sweat01






「先生がどうやってADHD(またはADD)を診断してるか

 その元ネタであり、世界的に使われているモノサシ」




と思って下さい ok

(実際は、「アメリカ精神医学会」という所で作られています)





で、今年5月に改訂(変更)13年ぶりにあったのです eye






ADHD(またはADD)についての診断基準

一部変更がありましたので



以下に簡単にお伝えします。




one 「7才以前から兆候(があった)」→「12才以前から兆候」に変更




これは大きいですね。




「兆候」っていいますと、




例えば成人の方などが、過去を振り返り



「そういう『兆候』があったなあ」


なんて時に使います。




ADHD(動き回りがあるタイプ)なら、

ADHDの方達を見慣れている専門医であれば、




「7才以下にその兆候あり(または過去にあった)」

と言えるかもしれません。





しかし、ADD(注意欠陥障害)と言いまして

「多動がほとんど無いタイプ」の方も多いのです。






この方達の幼稚園時代はどうだったか、

普通の人よりも、注意力が散漫だったか、




なんて事は、分かりっこなかったのです sweat02






今回の改訂で、





多くのADDの方(特に成人になられた人)が、

きっちり診断を受けられる様になっていく 
good



と思います。





two 広汎性発達障害(自閉症など)との合併が認められた




これも大きいですね。





今までは、


「あなたは、明らかにADDの症状を持っているのですが、


 広汎性発達障害がベースにあるので、


 そこからくる症状なんです。だから治しようがないんです。」
gawk



とされてたのが、



広汎性発達障害の方でも、

ADHD(またはADD)になります。

ですから、ADHD(またはADD)の症状を治療していきましょう scissors




という方針になりました。





これも現実的で良かったですね happy01





広汎性発達障害の方でも、



コンサータなどの薬剤などによって、


不注意や落ち着きのなさが改善する方も


数多くいらっしゃいます shine




ので、

この方達が放置されず、治療の恩恵を受けられる


ようになったのは、良いことだと思います。







three ジャンルが「破壊的行動障害」→「神経発達障害」に変更




  破壊的行動障害(Disruptive Behavior Disorder)といいますと、


  たとえば「行為障害」など、かなりの「荒くれ者」で、


  破壊行動に結びつきやすい疾患のジャンルになります。





  神経発達障害(Neurodevelopmental disorder)は、


  自閉症(広汎性発達障害)などと同じ


         脳の神経発達に生まれつき異常がある



  ジャンルです。



  この変更も、納得ですね。






  ADHD(またはADD)は、


  前頭葉の先天的な発達の異常により


  さまざまな症状を引き起こしますので、





  こっちのジャンルの方が、しっくり行きます^^





four 「重症度(症状の重さ)の特定表記」が加わった




具体的には、

ADHD(またはADD)の診断だけでなく、





特定表記として

軽症・中等症・重症、の3つに分けるというものです。





この変更は、大した事ありません。



(と、個人的には思っております。「症状の重さ」は見たら大体わかりますので。。)





実は、DSM5では、



具体的な症状のチェックリスト自体は、


変わってません
 ok






しかしよく見ますと、



「色々な物品をよく失くす」の例として



「ケータイ電話(モバイル)など(をよく失くす)」mobilephonecrying


など、



今風のたとえに一部変わっててオモシロいですね^^






以上、診断基準(DSM5)の変更によって




成人のADD



でお困りの方が、




精神科での治療を

受けられる機会が、世界的(グローバル)に増えそうですね。





ではまたお楽しみに!












投稿者 B-Rain Clinic

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