院長ブログ

2013年7月31日 水曜日

ダイエットを難しくする、「○○を失いたくない心理」とは?

いつもお読み頂き、ありがとうございます^^




「ダイエットは、心理学(潜在意識)である」




という事を、

あなたはどこかで
聞いたことがあるかも知れません。





具体例を挙げますと、


とある、ダイエット志望の30代の女性がいるとします。




彼女は「ダイエットして、自信をつけたいなあ、もてたいなあ」と

思っています。




しかし、お気に入りの店で買うミニクロワッサンをついつい

夜食に5個も平らげてしまう。これを止めなければ、

と思っていますが...




やっぱ、この至福の時間が止められません~♡

となります。




この事を心理学では「損失回避バイアス」と言います。




分かりやすくいいますと、



(現在の心地よい食生活などを)「失う」方が、

「得る」方の2倍以上の衝撃を心に受けてしまう crying



という事なんです。






体重の例でいいますと、

1kg増えてしまうショックは、

2、3kg減った喜びと丁度釣り合うことになります。






この事は、行動人間学からも説明ができるそうです。




「人間は獲得衝動を身につけるにつれて、

食料などの貴重な取得物を守ろうとする

防衛衝動が進化した」


とされています。





つまり、「失いたくない」という心理は

人間の遺伝子に組み込まれた

防衛本能であり、理性であらがうことは

できない
訳です eye






じゃ、「頑張っても、ムダなの?」と考えてしまいますが、

答えは単純です。




「ダイエットをして得することが、

 失う事の2倍以上になる目標を立てる」flair



が、一つの有効な解決策に挙げられます。




ダイエットの目標を立てる時の参考に

して頂ければ幸いです。



ではまたの記事をお楽しみに wink


投稿者 B-Rain Clinic | 記事URL

2013年7月26日 金曜日

ダイエットしなきゃ、心の病気が治らない!?(その2)


前回の続きです。

また同じ質問をしますね。

なぜ心の病気にとって、ダイエットが重要なのでしょうか?



4.肥満になると、うつ症状を悪化させやすい


「うつ病になると、肥満になりやすい」という

エビデンス(科学的根拠)は多くあるのですが、




逆に、

「肥満になると、うつ病になりやすい」というエビデンスは、

実はそんなに多くありません。




しかし、

「30才以下の女性では、肥満になると、うつ症状を呈しやすい」

(McCartyら、2003年)

という研究なども散見されます。



従って、肥満を解消する事そのものが、

うつ症状の改善にもつながる可能性が高いのです。





5.肥満になった子供は、キレやすくなる


肥満になった子供の脳を調べた研究では、

眼窩前頭皮質という、感情をコントロールする脳の部分の

体積が減る
という研究結果があります。(Convitら、2011年)




また肥満になった子供は

衝動的にむさぼり食べる傾向が

ますます増えてしまうという悪循環に陥りやすいのです。





6.肥満になると自己評価が低くなる



子供を対象とした大規模研究ですが

肥満になると自己評価が低くなる

という研究があります。(Collierら、2012年)



つまり

肥満になると自分に自信が持てなくなり、

不安やうつ症状の悪化にも

結びつきやすくなりそうです。




7.肥満になると記憶力が下がり、認知症のリスクが上がる


前回の記事で、

「肥満になると、脳の体積が減ってしまう」

(実際は、約8%程度です)

という、ちょっとドキッとする事実をお伝えしましたが、




同様に別の角度からの研究で

肥満になると記憶力が下がり、認知症のリスクが上がる

という報告もあります。

(Thompsonら、2009年)




以上、



肥満解消は、

(単に体の健康の問題だけにとどまらず)



脳の働きや心の病を改善する上で避けて通れない、

とても重要な事柄だと捉えた方が良い ok



と言えます。




これを読まれたあなたは、

ぜひ明日から、食事や運動など

日頃の生活習慣を一度見直してみて下さいね。




















投稿者 B-Rain Clinic | 記事URL

2013年7月24日 水曜日

ダイエットしなきゃ、心の病気が治らない!?(その1)

いつもお読み頂きありがとうございます。


精神科とダイエット、

重要なテーマですね。



なぜ重要かといいますと、

以下の様な理由があるからです(今回は前半のみ)。



1.肥満になると、脳の活力が低下する

 肥満になると、

 高血糖から低血糖へ一気に血糖値が下がりやすく、

 " Sugar Clash "(砂糖の急降下)とも呼ばれます。




 この状態の時には、空腹感を増すとともに、

 脳の活力低下に陥りやすい

 という研究結果もあります。(Lennerzら、2013)


 

 また脳に「きり(霧)」がかかった様になり、

 思考力・集中力が低下します。

 この状態を、"Brain Fog(ブレイン・フォグ)"と言います。

 これも血糖値の激しい変動によるものと、考えられています。



 「肥満になると、脳の働きは、16才老ける」という研究報告もあります。
  (Paul Thompsonら)



2.肥満になると、脳の体積が減ってしまう

  ダニエル・エイメン博士は、この事を

 「ダーナソー・シンドローム(恐竜症候群)」と名付けています。

  恐竜は、体は巨大な割に、脳みそは小さかったと言われ、

  それになぞらえている訳です。


3.肥満になると、砂糖の味に鈍感になり、砂糖依存になりやすい。

  砂糖や単純糖質が多い食事を摂っている人は、そうでない人に比べ

  脳機能画像(fMRI)において、

  側坐核(喜びと依存を司る脳の部位)の活動が増加しています。
  (Lennerzら、2013)



  側坐核は、ギャンブルや薬物依存の時にも、活性化します。
 
  つまり、砂糖を摂れば摂る程、糖分に鈍感になり、

  逆に砂糖の消費量が増えてしまい、

  その悪循環から抜けられなくなります。



以上、

意外にあなどれない「肥満と脳の関係」について、

次回は後編をお話しします。


  




投稿者 B-Rain Clinic | 記事URL

2013年7月24日 水曜日

ブログ始めました。(特徴・注意点について)

どうもこんにちは。

B-Rain Clinic  (ビーレイン・クリニック)院長の高(こう)です。
本日よりブログを始めさせて頂きます。


ブログをお読み頂くに当たって、いくつか特徴と注意点をお伝えします。



(本ブログの特徴)

・当クリニックでの診断・治療について(米国エイメン・クリニック式って、何?など)

・最新の脳科学・脳画像(脳SPECTスペクトなど)情報について

・最新のサプリメント情報

・最新の食事・栄養学について

・最新の運動療法について

・元気な心の持ち方、考え方など心理学的な情報

・雑談・ちょっとした小話など

...


色々その都度、高の思うところを交えて、お伝えたします。


(読者の方へ注意点)

1.できるだけ科学的・客観性を追求しますが、

  高の独断と偏見も時には入りますので、

  時にはその限りではありません。



2.率直にお書きするがゆえに、時には辛口の語り口になり、

 読んでて「きついなあ」「ぐさっとくる」など

 不快とお感じになる事があるかもしれません。

 そういう場合は、ぜひ記事を読み進めず、ご自身の体調を優先して下さい。




3.精神科通院中の方は、主治医の意見を優先して下さい。

  ご自身の意見として、記事内容と異なる意見をお持ちの場合も、

  ご自身の意見を優先し、あくまでも記事は参考程度と捉えて下さい。



以上、どうぞよろしくお願い致します。






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