広汎性発達障害(自閉症・アスペルガー障害)

2013年9月 3日 火曜日

広汎性発達障害(自閉症・アスペルガー障害)の脳って、どうなってるの?

いつもお読み頂き、ありがとうございます confident


今回のテーマは、


広汎性発達障害の脳って、どうなってるの?


についてです new




よく「発達障害」と世間では縮めて言われたりしますが、




何の発達が、障害されてるの?




って疑問に思った事ってありませんか。


私はしょっちゅうあります(笑)




分かりやすくご説明しますと、


「発達障害」といいますのは、ずばり



脳の発達の一部に「かたより」が


主に成人期までに形成されてしまう


先天的な病気 flair



と思って下さい。






「かたより」といいますのは、主に


細胞数の減少と脳機能の低下 down


の事だと思って下さい。





ただし、「サヴァン症候群」と言いまして、

脳の一部が異常に発達する up


といった、「プラスのかたより」も

時に見られます。




プラスにしても、マイナスにしても、

脳の発達が極端なんですね。






発達障害の方の、実際の脳の発達をご説明しますと、

以下のとおりです。



one 出生時は、通常よりわずかに小さな

  脳の体積をしています。




two 2〜3才までに、異常に早く脳が発達し、

   通常より脳の体積が10%程度大きくなります。




three 成人期にかけて、異常に遅く脳が発達し、

  最終的には、通常より1〜2%大きな脳へ落ち着きます。


(Courchesneら、2005年、2007年の研究による)




特に、前頭葉と側頭葉の発達が重要

です。




上の2つは、

人の気持ちをくみとる

ために、必要な脳の部位になるのですが、






発達障害の方は、出生後最初の2年間は

異常に発達が早く進む一方で、




幼児期から成人期にかけての体積の増加は、ほとんどありません。




通常であれば、サイズは

20%(前頭葉)、17%(側頭葉)


増えるべき時期にあたります。




1点補足しますが、


最終的に体積が1〜2%通常より多いからといって、

機能が優れるかと言うと、そうではありません。





最終的に体積は同等でも

脳細胞数が極端に少ない部位が一部あり

そのために、社会的な機能が落ちてしまうのです
 key






four 扁桃体は、最終的に体積が同じだが、細胞数が減る




扁桃体は、「恐怖」を感じる場所として有名ですが、

「人の感情をくみ取る」ためにも、必要な部位です。





この部位の働きとしても、最終的に落ちてしまいます


(Schumannら、2006年の研究より)






以上、広汎性発達障害の方の、実際の脳の発達について


お伝えしました。




次回は、



「広汎性発達障害に特徴的とされる脳画像」



について

当院での脳SPECTでの経験をふまえて、お伝えしますね。



お楽しみに!








投稿者 B-Rain Clinic | 記事URL

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