NHKスペシャルとうつ病

2013年10月21日 月曜日

NHKスペシャル"病の起源 第3集 うつ病 ~防衛本能がもたらす宿命~"を見て


さきほど、NHKのTVで 


NHKスペシャル"病の起源 第3集 うつ病 ~防衛本能がもたらす宿命~


をやってたので、拝見しました wink









(著作権者:Sander van der Wel、ライセンス:CC-BY-SA )

https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3ADepressed_(4649749639).jpg








「進化の過程からうつ病を振り返る」

(つまり脳のしくみがどのようにして進化的、文明論的に築かれてきたか)


というのは、




「精神医学というとても新しい学問」を

はるかに越えた壮大なテーマですので、




色んな学者(脳科学者も含め)の説を聞けて

とても新鮮で面白かったです^^






外敵、孤独、言葉、不平等


の4つがうつ病を形作るキーワードだと。







私の未熟な臨床経験から実感しますのは、




「言葉」(相手から、あるいは、自分から発する)

が、一番うつ病へのインパクトが強い flair



気がします。






これには、番組で触れられてませんでしたが、


前頭葉(前頭前野〜前帯状回)の役割 

が大きいと言われています eye



(前頭葉でネガティブに意味付けされた信号が

 扁桃体へ送られるからです)






「孤独」がひきがねになる方の場合は、



幼少期や成長過程のいろんな離別や

孤独体験がベースになってる



のではないかと思います。


(これが一番原始的な感情かも知れません。)







「外敵」「不平等」に関しては、




当然ながら現代社会には


・外敵となるライオンも

・昔ほどきつい階級社会も



存在しません。





これも前頭葉(前頭前野〜前帯状回)が、


例えば




・うちの夫は「外敵」だ。




・私の上司は、私のことを(同僚と比べて)

 「不平等」に扱ってくる。




などと認識し、





その事を「つらいなあ」と解釈する

所からストレスが発生します。





扁桃体(へんとうたい)の過活動 bell


つまり「脳の危険信号の暴走」は、




うつ病に伴い存在し、たしかに重要です。






その他TVでは、



「外敵・孤独・言葉・不平等の原因となる

環境を変えていきましょう」




とのニュアンスも感じました。





この4つの中で、

環境を変えることが特に有効なのは

「孤独」かと。







他の3つ(外敵・言葉・不平等)は、

環境要因だけでなく、個体側の要素もあると思います。






つまり、(環境を変えるだけでなく)

前頭葉(前頭前野〜前帯状回)のトレーニング

をする事も同時に重要ではないか、



とも思いました。





実際、番組最後の方で紹介されていた


DBS(深部脳刺激)


は、




前頭葉(膝下野=しっかや)に刺激

を加える治療なんです。

(扁桃体への刺激では、ありません)





今日は色々雑感を書いてみました。

ここまでお読み頂き、どうもありがとうございます confident




ではまた、お楽しみに!

投稿者 B-Rain Clinic | 記事URL

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